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経験者1000人に国が調査したブラックバイト業種の一覧

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カテゴリー: ブラックバイト

国によるブラックバイトの実態調査を独自に分類集計し、ブラック業種の一覧をランキング形式でまとめました。

ブラックバイトが社会的問題となったこともあり、厚生労働省はアルバイトに関する調査を行いました。当サイトでは、その調査結果を独自に分類集計し、法違反を行なっているブラック業種の一覧をまとめました。

なお、調査対象などは以下のとおりで、週1日以上のアルバイトを3か月以上継続して行ったことがあるという条件の下に集計されています。

  • 調査対象:アルバイト経験のある大学生、大学院生、短大生、専門学校生1,000 人
  • 調査方法:インターネットを使用した調査
  • 調査期間:平成27年8月27日から同年9月7日まで

質問項目の一覧(明確な法違反・法違反の可能性あり)

調査項目には以下の質問がありますが、これらは明確な法違反の物もあれば、法違反の可能性があるというものも含んでいます。

ただ、以下の項目に1つでも該当すれば、ブラック企業でありブラックバイトと言えるものです。

  • 採用時に合意した仕事以外の仕事をさせられた
  • 採用時に合意した以上のシフトを入れられた
  • 一方的に急なシフト変更を命じられた
  • 一方的にシフトを削られた
  • 実際に働いた時間の管理がされていない(例えばタイムカードに打刻した後に働
  • かされたなど)
  • 賃金が支払われなかった(全額または残業分)
  • 準備や片付けの時間に賃金が支払われなかった
  • 時間外労働や休日労働、深夜労働について、割増賃金が支払われなかった
  • 賃金が所定支払日に支払われなかった
  • 賃金から一方的に罰金を徴収された
  • 賃金が一方的に引き下げられた
  • 1日に労働時間が6時間を超えても休憩時間がなかった
  • 契約更新があると言われていたが労働契約の更新がなかった
  • 仕事中のけがの治療費を自己負担させられた
  • 商品やサービスの買い取りを強要された
  • 給与明細書がもらえなかった
  • 暴力や嫌がらせを受けた
  • 退職を申し出ても(勤務先の都合を理由に)退職させてもらえなかった
  • 会社の都合で一方的に解雇された

バイト経験者1000人に国が調査したブラックバイトのランキング

それでは、先ほどの項目に1つでも該当した業種を「問題あり」、労働条件上の不当な扱いかはなかったと回答した業種を「問題なし」に分類し、問題ありと回答した順にランキング形式で紹介します。

第1位 ファーストフード

ランキング1位になったのがファーストフードで、問題ありと回答した方は85.3%。

多かった項目は以下のとおりですが、シフト関係のトラブルの回答が多くなっています。2位から4位までも80%を超えていますが、1位は2位を大きく引き離し85%を超えているという点に問題の多い業種であることがわかります。

  • 採用時に合意した仕事以外の仕事をさせられた
  • 採用時に合意した以上のシフトを入れられた
  • 一方的に急なシフト変更を命じられた
  • 一方的にシフトを削られた

第2位 居酒屋

2位になったのは居酒屋で、問題ありと回答した方は81.5%。

ブラック企業やブラックバイトでお馴染みの業種で、ブラック企業大賞にも選ばれていますが、やはりシフト関係のトラブルが多く、また休憩時間がなかったという回答も多くなっています

  • 採用時に合意した仕事以外の仕事をさせられた
  • 採用時に合意した以上のシフトを入れられた
  • 一方的に急なシフト変更を命じられた
  • 一方的にシフトを削られた
  • 1日に労働時間が6時間を超えても休憩時間がなかった

第3位 学習塾(個別+集団指導)、第5位 学習塾(個別指導)

3位は学習塾(個別+集団指導)で問題ありと回答した方は81.5%、そして今回の調査分類では別になっていますが、学習塾(個別指導)は5位にランキングされており、問題ありと回答した方は79.7%。

ブラックバイトという言葉を有名にしたのは、明光義塾をはじめとする学習塾業界であり、3位と5位に入るとはさすがです。

3位と5位をまとめて紹介しますが、やはりシフト関係のトラブルが多くなってします。

しかし最も多かったのが「準備や片付けの時間に賃金が支払われなかった」という回答で、他の回答の2倍以上となっています。

実は、学習塾業界でブラックバイトという言葉とともに有名になったのが「コマ給」という制度です。

授業1コマに対して給料を払うという考え方で、逆に言えば、授業時間以外には一切給料を払わないというもので、労働時間という裁判でも認められた考え方を一切無視した制度を堂々と使っているわけです。

  • 採用時に合意した仕事以外の仕事をさせられた
  • 一方的に急なシフト変更を命じられた
  • 一方的にシフトを削られた
  • 準備や片付けの時間に賃金が支払われなかった

第4位 個人経営の飲食店

4位になったのは個人経営の飲食店で、問題ありと回答した方は80.1%。

以下の記事でも紹介していますが、国が発表している離職率でも唯一50%を超えているのが飲食業です。

50%というのは2人に1人が3年以内に辞めているということで凄まじい離職率ですが、居酒屋も第2位にランキングされており、やはりブラックな業種と言えます。

以下のとおりシフト関係のトラブルが多く、特に**「一方的に急なシフト変更を命じられた」という回答が多くなっています**。

  • 採用時に合意した仕事以外の仕事をさせられた
  • 採用時に合意した以上のシフトを入れられた
  • 一方的に急なシフト変更を命じられた
  • 1日に労働時間が6時間を超えても休憩時間がなかった

まとめ

今回の調査結果をまとめる際に、自由記載欄も見ましたが、自宅から近いなどバイト先を安易に決めている方が多いようです。

ブラック企業というのは使い捨てにすることで成り立っています。ブラックバイトに一度入ってしまうと、酷いところだと暴力を受ける、辞めさせてくれない・損害賠償をするなど脅迫され、心身を痛めつけられてしまいます。

今の時代、小さな店でもインターネットで会社名を調べれば様々な情報が出てきます。

近いところに良いバイト先があればそれが一番良いのですが、残念ながら平気で脱法行為をする悪質なブラック企業は身近なところに潜んでいます。

きちんと調べて、多少自宅から遠くても安心できるところでバイトをしましょう。

参考:ブラックバイトの定義と15の特徴:具体的な対策と相談先

ブラックバイトに関する集計結果の一覧

以上5位までランキング形式で発表しましたが、今回集計した全体の結果は以下のとおりです。

業種 問題あり 問題なし
(飲食)ファーストフード 85.3% 14.7%
(飲食)居酒屋 81.5% 18.5%
(教育)学習塾(個別+集団指導) 81.5% 18.5%
(飲食)個人経営の飲食店 80.1% 19.9%
(教育)学習塾(個別指導) 79.7% 20.3%
(販売)コンビニエンスストア 79.6% 20.4%
(販売)洋菓子店 79.1% 20.9%
(飲食)寿司屋 79.1% 20.9%
(ホテル)結婚式場 77.6% 22.4%
(飲食)チェーンの飲食店 76.4% 23.6%
(飲食)ファミリーレストラン 76.3% 23.7%
(飲食)カフェ 71.4% 28.6%
(ホテル)ホテル・旅館 70.8% 29.2%
(販売)デパート 70.7% 29.3%
(教育)学習塾(集団指導) 69.4% 30.6%
(販売)アパレル 64.3% 35.7%
(販売)スーパーマーケット 64.2% 35.8%
(販売)その他販売 63.7% 36.3%
(娯楽)アミューズメント関係 62.9% 37.1%
(イベント)イベント会社 55.0% 45.0%
(販売)パン屋 53.8% 46.2%
(医療・介護・保育)医療機関 52.9% 47.1%
(販売)試食販売 50.0% 50.0%
(教育)その他教育 48.9% 51.1%
(教育)家庭教師 47.5% 52.5%
(警備・倉庫)倉庫 46.2% 53.8%
その他 40.3% 59.7%
(教育)試験監督 37.8% 62.2%

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そしてブラック企業は捕まえた労働者を簡単には手放しません。「辞めるならお金を払え」「損害賠償しないと辞めることはできない」、これは違法行為ですがそもそも普段から違法行為を行っているのがブラック企業です。

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