ブラック企業の代表格である塾の驚きの実態

ブラック企業という言葉を一躍有名にしたのは、ワタミをはじめとする飲食業界、それに対して、ブラックバイトという言葉を有名にしたのは、明光義塾をはじめとする学習塾業界です。

ワタミ、明光義塾のどちらもブラック企業大賞を受賞した両巨頭です。ちなみにブラック企業大賞の歴代受賞企業は以下の記事でまとめています。

ブラック企業を社会から撲滅するために大事なことはブラック企業と名指しされた企業を忘れないことです。
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ブラックバイトの代表格である塾業界

ただ、学習塾業界の方がある意味タチが悪いと言えます。

それは「生徒のため」という、まさに水戸黄門の印籠のような言葉を掲げ、問題の本質を隠している点です。

労働者の自己犠牲を強いる形で経営を行っている姿は、まさに労働者から搾取する昔ながらの資本家です。

当の塾業界の人も以下のように指摘しています。

ブラックバイトが辛ければ、やめれば良いんです。

ただ、教育という聖域には「子供のために」という魔法の言葉が存在します。もともと子供を教えることが好きで始めたアルバイト大学生や社員の方達ですから、この言葉に強く縛られてしまいます。

私がやめたらあの子がかわいそう…他のアルバイトの人たちに迷惑がかかる…みたいな感じです。

責任感が強いほどこの呪縛が強くなります。

企業側も、「生徒のために」という文句を多用します。もっと頑張らなきゃ精神と、ブラック労働している人は偉い的な風習が生まれるのはこのためです。

参考:塾が「ブラック企業」になってしまう5つの理由と解決策【個人塾経営にっき】

なお、ブラックバイトの特徴とその対処法については以下の記事でまとめています。

学生やフリーターの弱い立場につけこみ社員並みの責任を押し付けノルマまで課すブラックバイトの問題が急増しています。ブラックバイトのよくある15の特徴とその対策・相談先を紹介します。

経営者とは言えない塾長という存在

  • 今、君が辞めてしまったら一番困るのは生徒だ、君はそんなに無責任な人間なのか。

これは私の友人が実際に塾業界のトップである塾長に言われた言葉です。

普通の企業でこんな言葉を吐けば失笑ものです。なぜなら、社員が減っても経営や業績に影響が出ないように仕組みづくりをすることこそが経営者であるトップの務めだから。

それができない経営者は失格であり、そんな言葉を吐いていることが経営者仲間に知られたら、間違いなくバカと思われます。

バイトだけでなく正社員にも地獄な職場環境である塾業界

学習塾はブラックバイトの代表格です。

そしてこんな職場は、バイトはもちろん正社員にとっても地獄です。

いや、もしかしたら正社員というのも存在しないかもしれません。

残業代を払わないというのはブラック企業の代表的な特徴ですが、残業代を払わない方法として、できるだけ多くの社員を管理監督者にするという悪用の多い手法があります。

しかし塾業界では、この斜め上を行き、関係者を大いに驚愕させた手法を行ったところがあります。

社員全員が取締役という驚きの手法

そんなとんでもない手法を行い残業代の未払いを続けているのが、関西で「類塾」を営んでいる株式会社類設計室です。

Yahooニュースにも掲載されている社員全員を取締役にしたら残業代は払わなくてもよいのか?~「類塾」を営む株式会社類設計室のやり方によると、この企業はなんと社員全員を取締役にしているそうです。

正社員というのは労働者であり、労働法によって保護されます。

しかし、取締役というのは労働者ではないため、労働法の対象にはなりません。残業代どころではなく、労災による補償もない、産休や育休も当然ない、こんな手法を利用しています。

そして、驚くべきことに、このYahooニュースの記事が書かれたのが2016年3月なのですが、その続報として2017年7月2日に毎日新聞が以下のように報じています。

大阪、奈良両府県で進学塾65校を運営する「類(るい)設計室」(大阪市淀川区)が講師らスタッフの大半を「取締役」に就任させ、残業代を払わなかったとして訴訟が相次いでいることが分かった。登記簿上の取締役は6月現在で約400人。複数の訴訟で代理人を務める渡辺輝人弁護士(京都弁護士会)は「取締役とは名ばかりで、実態は従業員。会社は労働法規を守るべきだ」と訴えている。

登記簿上の取締役は6月現在で約400人・・・、1年以上経っても、全然懲りない塾です。こんなブラック企業からはさっさと逃げ出した方がいいですね。

ちなみに、ブラック企業の多いその他の業種については以下の記事で紹介しています。

ブラック企業の大きな特徴の1つが離職率の高さです。離職率の高い業種とブラック企業が多い業種は本当に一致していることがよくわかります。

ブラック企業に入社しないために正しいクチコミ・評判をチェックする!

ブラック企業は人を使い捨てにします。精神的・肉体的にあなたを追い込んでいきます。うつになってしまったら正常な判断はできなくなります。

まず事前の情報収集、その中で最も大事なのが企業のクチコミのチェックです。

昔は実際に入社しなければわからなかったことが、今の時代、実際に働いている人や過去に働いていた人のクチコミ・評判、さらには年収まで、しかも無料で調べることができます

とはいっても、インターネット上には誤った情報もたくさんあります。正しい情報が掲載されているサイト、例えば10万件の企業のクチコミ情報を企業別に掲載しているキャリコネ転職サービスは信頼できる情報が掲載されています。

登録が面倒? それは違います。登録制にすることで情報の信頼性を高めているわけです。

また、今すぐ転職したいという人でなくても、

  • 今の仕事・給料で良いのか?
  • 安くこき使われていないか?
  • 同業他社の給料はどうだろう?
  • 同業他社の方が給料は高いかも?

といったアンテナを常に張っておくべきです。

あなたがパートやバイトの場合でも同じです。ブラック企業はパートやバイトにもブラックな働き方を強制します。

月給が1万円上がれば年間12万円も収入が増えます。あなたが物を安く買いたいと思うように、会社はあなたの人件費を少しでも安くしようと考えています

幸い、今は人手不足です。人手不足で倒産する会社さえある状況です。給料を上げている会社は多く存在します。

行動しなければ何も変わりません。何より登録は無料です。まずは自社の待遇・他社の待遇、クチコミ、年収情報を調べることから行動しましょう。

キャリコネ転職サービス

女性専用の転職サイトを利用する

一般的な転職サイトでは未だに男性を優先して給料の高い紹介をするところもあります。

ただ、今は法律もあって求人に明確に男性のみ募集・女性のみ募集のように書くことはできませんが、本当は女性が欲しいと思っている会社は意外とたくさんあります

私も元々は友人から教えてもらったのですが、もしあなたが女性なら一般的な転職サイトで男性と競争するのではなく、女性に特化したコンシェルジュが応募書類の添削から面接対応までサポートしてくれる女性の転職・求人サイト「ランウェイ」の利用をお勧めします。

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