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ブラック企業の巧妙な休日出勤の手口と2つの具体的な対策

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ブラック企業が行う休日出勤の手口は巧妙になってきています。具体的な2つの対策を紹介します。

ブラック企業の特徴と言えば、長時間労働と休日出勤です。

国はブラック企業を「若者を使い捨てにする企業」と呼んでいますが、ブラック企業は労働者を酷使することで他の会社と競争しています。

商品やサービスの価値ではなく、労働者の努力と根性、そして無制限の長時間労働、もちろん給料を払わないサービス残業により成り立っているのです。

ブラック企業の休日出勤の巧妙な手口

ブラック企業といっても、企業自体がブラックなわけではなく、ブラックな働き方を押しつける上司や先輩がいるからこそ、ブラック企業は成立しています。

つまり、ブラック企業には従業員を酷使しようとするブラック社長だけでなく、ブラック上司がいるのです。

ここにブラック企業の巧妙な手口である「サービス休日出勤」が生まれます。

ブラック企業には土日など休みがないというイメージがありますが、そうではありません。

ブラック企業は、求人情報などでブラック企業であることを見破られないように、きちんと土日祝日は休日などと平気で嘘を書いています。

そして、ブラック企業は、あくまで従業員が自主的に出勤した形にして休日出勤をさせるのです。

自主的に出勤させる方法は以下の流れです。

  • 仕事量を増やす
  • 時間内に終わらなかったのは従業員自身の責任
  • 指示された仕事を終えるのは社会人として当然の責任

こうやって洗脳していき、まるで従業員自身が希望して休日出勤を行っているように仕向けていきます。

ブラック企業の手口は残業から休日出勤にシフトしている

ブラック企業の問題というのは数年前からありましたが、世論が大きく残業ゼロにシフトしてきたきっかけは、昨年の大手広告代理店・電通の若手社員の過労自殺です。

電通に勤めている友人がいるのですが、さすがにあれほど叩かれて会社側も懲りたらしく、夜の決められた時間になると一斉消灯などの対策を行っているそうです。

ただ、仕事量は減っていないそうです。そうすると家に持ち帰って仕事をするか、休日出勤をするしかありません。

そして休日出勤は、上で説明したように、従業員の任意という形にしておけば、会社による指示ではないため、残業代も払わなくて済むという、まさに会社側にとって一石二鳥の結果になっているのです。この手口をフルに活用しているのがブラック企業です。

ブラック企業によるサービス休日出勤への2つの具体的な対策

ブラック企業による休日出勤、しかも給料の支払いがないサービス休日出勤への対策は以下の2つです。

  • 勤務時間をメモして証拠を残す
  • 労働時間の定義を理解する

1. 勤務時間をメモしておく

今回の休日出勤の問題だけに限りませんが、ブラック企業と戦う際に共通して大事な点となるのは、すべてをメモして記録する習慣をつけておくことです。ハラスメントといった問題もあるため、音声を録音するのも有効です。

以下のように働いた時間をきちんとメモしておきましょう。

  • ○○年○月○日 ○時○分〜○時○分勤務

本来ならタイムカードのような客観的な情報の方が良いのですが、ブラック企業は最近巧妙になっており、サービス残業やサービス休日出勤を隠すために、うそのタイムカードを準備しています。

そのタイムカードがうそだらけの情報ということを労基署に示すためにも、メモが重要になります。

そして、うそのタイムカードを準備しているという行為により、ブラック企業の悪質性が際立ちます。

また、いつも断ることは難しいでしょうが、休日出勤を断り、ブラック上司に休日出勤を命令させる、そしてその事実を録音・メモしておくことも効果的です。

2. 労働時間の定義を理解しておく

厚生労働省が示しているガイドラインでは、

  • 労働時間とは、使用者の指揮命令下に置かれている時間のことをいい、使用者の明示又は黙示の指示により労働者が業務に従事する時間

と定義しています。そして、客観的に見て使用者の指揮命令下に置かれていると評価されるかどうかは、労働者の行為が使用者から義務づけられ、又はこれを余儀なくされていた等の状況の有無等から、個別具体的に判断されるとも言っています。

また、ガイドラインでは以下の具体例を示し、これらは労働時間であると明確にしています。

  • 使用者の指示により、就業を命じられた業務に必要な準備行為(着用を義務付けられた所定の服装への着替え等)や業務終了後の業務に関連した後始末(清掃等)を事業場内において行った時間
  • 使用者の指示があった場合には即時に業務に従事することを求められており、労働から離れることが保障されていない状態で待機等している時間(いわゆる「手待時間」)
  • 参加することが業務上義務づけられている研修・教育訓練の受講や、使用者の指示により業務に必要な学習等を行っていた時間

この中で重要なのは、明示的な指示だけでなく、黙示的な指示により業務を行う時間も労働時間と認められるという点です。

そのため「休日出勤できないんです。」と言っておき、ブラック上司から「仕事が終わってないのはお前の責任なんだから、休日出勤しないと仕方がないだろ」と言わせ、指示を出させる形にすることが大事です。

これは明確な指示ではありませんが、黙示的な指示になります。このやり取りをしっかりメモしておきましょう。

まとめ

電通の事件の中で、以下の鬼十則のフレーズはとても有名になりました。

  • 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。

このフレーズはブラック企業と戦うときにも参考になります。

私自身は自分が殺されると思ってブラック企業から逃げるように退職しましたが、私の友人は「絶対に許さない、殺されても戦ってやる」と覚悟を決め、徹底的に戦っていました。

最初はブラック企業も頻繁に友人に電話をかけて脅迫してきたようですが、弁護士や労働組合まで出てきて、最後は問題が明るみに出て、クライアントまで離れるようになり大慌てで謝罪してきたそうです。

戦うと決めたら、ブラック企業のすべての問題行為をメモして、一緒に戦ってくれる人たちに渡しましょう。サービス休日出勤なんてありえません。

そして他の人に被害が出ないように情報を徹底的に出していきましょう。

参考:ブラック企業の10の特徴と見分け方

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そしてブラック企業は捕まえた労働者を簡単には手放しません。「辞めるならお金を払え」「損害賠償しないと辞めることはできない」、これは違法行為ですがそもそも普段から違法行為を行っているのがブラック企業です。

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